保育

少しの工夫

いつも丁寧にお世話してくださり、ありがとうございます。

先日の育ての会で、娘の食事のことをお話ししたあとのことです。私がタオル人形を動かしておしゃべりして、娘の妹ということにして遊んでいたらとても盛り上がったので、そのまま夕ごはんにお人形の分もきちんと用意して食べたら、とても楽しく過ごせました。お人形に,「お姉ちゃん、たくさん食べてすごいねー」と言わせたりして…(今まで何回か娘がお人形を用意して食事したことはありましたが、きちんと私が用意したのは初めてでした)

娘は小さい子のお世話が好きで、最近はYちゃんやAちゃんの効果もあるのか、妹がほしい、サンタさんにお願いする!と言っていたのですが、お人形を妹にして遊んでいたら少し満足したようです。ちょっと汚れていたので一緒にお風呂に入りました。お人形を幼稚園に連れていかない日も最近多かったのですが、幼稚園や、お出かけの時にも連れていくようになったりと、少しの工夫で生活のいろいろな所が楽しくなってよかったと思いました。

それと、先生に、娘が池さんの頃のことを少しお話ししていたのですが、こちらでも書かせてください。池さんの頃、私がとても役に立ったのが、「気をそらすこと、気をとりなおすこと」です。

お帰りの時、早く帰りたい!と車で言う娘に、「じゃあ車で空飛んで帰ろう~」と言って、「 ブルンブルン、ビューン!」ハンドルを持ち上げた感じで、空を飛んで帰る、というのをよくやりました。娘も、「お空の上にもおうちがあるんだね~」と窓の外を見ながら言ってくれたりしました。

最初の頃にゆうた先生から聞いた、「小さい頃に現実的なことばかり教えると、夢の世界に戻すのに時間がかかる」という話と、「気をそらす」と合わせ技?で、ちょっと気をそらしたい時、空想遊びのような話をよくしていました。お風呂に妖精がいたよ!入ろう!とか…。それまでは、イヤ、と言う娘にイラっとすることもあったのですが、どんな面白いこと話そうか、と考える方が怒ってしまうより気も楽で、一生懸命いろいろ考えていました。すぐ思いつかない時はとりあえず「あっ!」と言ってみたり…(言葉に頼りがちだった気もしますが)、急にリズム遊びを始めたりもしました。そういうことをくり返していると、娘もお母さんの話楽しい!と思ってくれるのか話にのってきてくれるようになり、2人で、こうだったら面白いね、と考えて遊んだりしました。今は海さんになり少しずつ現実的なことに興味が広がってきていますが、ゴミ収集車を見て「いっぱい朝ごはん食べてるね~」と言ったりもします。分かっている気持ちもありながらも、空想して楽しむ気持ち、半々というような感じです。

それと…お便りにも書かれていた、「いつとはなしにいつでもしているのが幼児教育」、身が引き締まる言葉で、いつも心がけていたいと思います。それは日常をいつもいつも大切に過ごす、ということであって、星野道夫さんのいう「皆が一瞬一瞬、それぞれの生を生きている」という見方に通じるのかな、と思いました。娘といると、一緒にいることの嬉しさ、生活をすることの楽しさを再確認しているようで、生きていて良かったな、お母さんになれて良かったと、いつも幸せを感じます。これからもそう感じながら暮らしていけるようがんばりたいです。

 

ー  娘が最近絵本を描いています。まだ途中ですが、娘が結婚して子どもができて、高階幼稚園に入りました。入学式の様子や、朝にお母さん(娘)が車で送ったり、お帰りの時みんなで座る様子も絵に描いていました。幼稚園が本当に楽しい場所なんだな、と嬉しく思いました。

ー  犬のお散歩をしながら作った、忍者のお話。Sちゃん忍者(娘)や海さんのみんなが出てきて、Aちゃん忍者とBくん忍者は水とんの術で水の中をもぐって、Cくん忍者は足が早いから、娘がくっついたたこでたこあげをして走って…と、(密書を届けに行く話)海さん全員でてきて、みんな大好きなんだなと嬉しくなりました。

―  紙ずもうを作って遊びました。娘のつけた名前が、「うみのやま」「やまのやま」「さくらやま」「さくらんぼやま」「くりすますやま」 笑ってしまいました。

 

残り少ない幼稚園生活、楽しく、娘も私も成長できるようにがんばりたいです。よろしくお願いします。

 

令和元年11月18日