保育

心から可愛がる、ただ可愛がる

先週の月曜日は、森ぐみの連絡会ありがとうございました。

お花先生がおっしゃっていた、総領の甚六。なるほど、と上の子との事を考えながら聞いていました。

上の子の園での様子を聞き、私としては、下の子の事は二の次で、上の子のお世話をたくさんしているつもりだったので、当初は何をどう変えればいいのか分からないまま数日が過ぎました。先生とメールやお話をしていくうちに、私は、上の子の赤ちゃん時代の大変さを引きずったままお世話していることに気付かされました。上の子は落ちつかないから、いっぱいだっこして、おんぶして、なでなでして…あれもやって、これもやらなきゃ、という感じで。下の子があまりに育てやすいので、上の子は手がかかる、赤ちゃんの時も本当に大変だったな、とマイナスな気持ちを持ったままお世話していました。

一人目だから、大変なのは当たり前、色々考えすぎずに、ただ可愛がろう、ただ楽しもう、と思って過ごしてみたら、今までと見える世界が全く変わりました!!自分の気持ちひとつでこんなにも変わるなんて、驚きました。上の子の表情も途端に柔らかくなったように感じ、「そうか、これでいいのか…」と気持ちが楽になりました。

そして、上の子は機嫌良く過ごせている時は全然大変じゃなくて、落ちつかない時は寝不足だったり体調が悪かったりするのだという事が分かるようになりました。朝から機嫌が良くない日は、これでは幼稚園でよく遊べないから休んだほうがいいな、と迷わず判断できるようになりました。今までの私は、上の子はいつも落ちつかない、今日もまた機嫌が悪いな、たくさん可愛がっているのに何でだろう、どうすればいいのだろう…と思っていました。子どものことを色々とやっているつもりでいたけれど、本当の子どもの姿、様子が見えていなかったし、心から可愛がる、ただ可愛がるということができていなかったのだと気付きました。

そのことに気付いた日の夜は、「今まで、心から可愛がってあげられていなかったのだな…」と申し訳ない気持ちで涙があふれてきてしまいました。でも、これからは私がこの子の事をちゃんと可愛がってあげていれば大丈夫なんだ!と前向きな気持ちにもなれました。

この幼稚園でなければ、こんな事気が付かないまま子育てしていたと思います。とても大事なことに気付かせていただいて、ありがとうございます。

今の、小さくてかわいい上の子、下の子を思いきり可愛がって、子育てをもっともっと楽しんでいけるように、子どもの生活のことや遊びのこと等、身につけて、磨いていきたいです。

これからもよろしくお願いします。