保育

子供の力を信じられる母

先生方へ

二学期に入って早々、我が家はあらゆる転機が起こりました。今、思うと、嬉しさと寂しさと忙しさの中、あっという間に時が過ぎ、気がつけば11月に入っていました。そんな中での生活を送っていた次男は、きっと幼稚園でも落ち着かない様子だったのではと思います。家でのお世話が足りない分を支えて頂き感謝いたします。今では少しづつ落ちつき、日常を取り戻しつつあります。先生方にはいろいろとお心遣い頂き本当にありがとうございました。

この度、小学生組の2人が転校しました。その時の私の気持ちとエピソードをお伝えします。転校するにあたり親として大変悩みました。そんな時長男が学校から帰って来て、「帽子のゴムがとれたからつけておいて」とお願いがありました。付け直そうと思い帽子を見て大爆笑してしまいました。セロハンテープでぐるぐる巻きにして帽子とゴムを固定、かなり頑丈‼ それをかぶって帰ってきました。本人なりに修理しようと思ったようです。幼稚園で製作を沢山やって、セロハンテープの威力を知っているようです。こんな事をする長男がとても逞しく思えました。転校にあたり心配もしましたが、この子ならやっていけるという勇気と自信を与えてもらった気がしました。その数週間後、長女のスカートにセロハンテープが貼り付けてありました。それを剥がすと穴があいていました。又、この子も同じようにセロハンテープで補修していました。我が子達のおもしろさと逞しさに心配することがばからしくなりました。

この転校という転機に、子供が育っている事の確信と子供の力を信じられる母になっていると思ったエピソードでした。

子育ては子供がいくつになっても心配したり悩んだりします。だけど、子供と一緒に母親として育ててもらった幼稚園の期間があったからこそ、子供の力を信じ、自分を信じて前に進めるのだとつくづく思います。「子供をよく見て、お世話する」それが私の子育ての基本になっている気がします。次男との幼稚園生活も2年5ヶ月になりました。日々を大切にすごしてゆきたいと思う今日このごろです。

今後ともよろしくお願い致します。

ヤツデありがとうございました。大切に育てたいと思います。将来、孫がヤツデで遊ぶ日を夢みて。