保育

年々太くなってきている母と子の絆

先日は、お誕生日会、育ての会にお便り、ありがとうございました。

最後のお誕生日会は人形劇にリズムに、私は少々めいっぱい気味でしたが、娘も喜んで、ヘンゼルとグレーテルのキャンディをやろうと言っていたので、良かったなぁと思いました。

カスタカチカチは2人で何度もやり、人形を幼稚園生にして、娘は園服を着て先生となり(笑) 今は園児達の指導に忙しそうです。

最近の娘は、夢中で何かをしていることが増え、本当に色々なことを思いついては良く遊ぶなぁと思いながらも、歯みがきやお着がえ、食事など生活の一つ一つにとりかかるまでに本当に時間がかかり、少しため息をついているところでした。幼稚園で残り少なくなってきた毎日を、一生懸命過ごしているせいかなぁなどとやりすごしていましたが、お花先生にお話を伺って、これも成長なのかと妙に納得しました。

少し前までは、声をかけずとも手伝わずとも、本人が早く幼稚園に行きたくて、私が気づくともう着がえているような感じだったので、最近の何やら夢中になってやっていて、良さそうなタイミングで声をかけ、やっと手伝って着がえたと思って、ハブラシを取りに行くと、もう次の夢中の中で、またこちらが待たされるという…。忙しい朝には何だかやっかい~と思っていたので、お話が聞けて本当に良かったです。

母と娘、一対一で過ごすことの多い日常で、距離感が難しいと感じる時期もありました。一緒に作り物をしても、小さい時は私が上手に描けば喜んでいたのに、大きくなるにつれ、あんまり上手に描くとへそを曲げたり。私もはさみの切り方やテープのはり方などつい口を出したくなったり。

そうこうしながら、最近は娘を私の手をかりず、少しぶかっこうでも一生懸命自分なりに作り、満足そうに見せにきます。「ちょっとへんなとこもあるけどね。いいの。」と言えるようになりました。毎日の先生方の前向きな声かけのおかげだなあと感謝しています。

やりたいことがいっぱいあるのに「お母さんとお料理するの楽しい」と言って一緒に台所に立つことも増えました。娘いわく「忙しい方が楽しいのよってなおみ先生言ってた」とのこと。「そーかぁ、そーだねぇー」と私も忙しささえ前向きにとらえられるようになりました。

お弁当のデザートの容器をえらぶにも、Tちゃんは赤が好きだから赤にしよう、とか、でもOちゃんはピンクが好きだしなぁとお友達がでてきます。幼稚園に行けば、Hさんに「RちゃんとMちゃん(娘)とSちゃんはね、心が通じているから、何にも言わなくても何考えているかわかるんだって言ってたよ。」とか、Yさんに「Y君 1週間休んだけど、Mちゃん(娘)が待ってたよーって声をかけてくれて遊びにさそってくれて嬉しかったよ」とか、お誕生日会が終わってSさんが「Mちゃん(娘)、まわりの子をよく見て注意したりしていてえらかったよー」などなど。お友達やお母さん達の存在が本当に有難く娘も私も本当に支えて育ててもらったなぁと思います。娘も「Tくんえらかったねぇ」「今日すっごくKくんえらかったんだよー」「Rちゃん 声すっごく大きくなった」などなど、こちらが感心するほどクラス中のお友達、幼稚園中のお友達のことを心からほめるので、お友達にこんなに肯定的になれるなんて、よくこういう風に育ってくれたなぁと、本当にかけがえのないものを娘の中に育てて頂いたなぁと胸が熱くなります。

入園したばかりの頃はわからないことだらけで、言われても、言われた通りのことさえ理解できませんでしたが、先生方やお母さん方、お友達のおかげで私も娘も成長させてもらったなぁと思います。

お便りにありました、母と子の絆が年々太くなってきているのを感じています。残り少ない幼稚園での生活ですが、またここで気持ちを引きしめて、もっと親切に、もっと優しく丁寧に、一日一日を過ごしていきたいと思いました。

2022.2.24