最高に楽しい夏休みをありがとうございました。
二学期は雨のスタートで、娘を送り家に帰るとあまりに”しーん”としていて、夏休みの賑やかさがまだ体に残っている私は、その静けさにまだ慣れません。コロナ禍というのに、こんなに充実した夏休みを過ごさせて頂けるなんて本当に有難かったです。
何の約束もせずとも、幼稚園に行けばお友達がいて、お兄ちゃん、お姉ちゃん他妹弟さんもいて!!お母さんもいて!!OGさんもいて!!子供同士も、お母さん同士も嬉しくて、楽しい時間でした。プールにお水いっぱい入れて(いれすぎました~…ゴメンナサイ)入って、アイスもらって、お庭で虫とりして、文庫ちゃんで涼んで、本を借りて、作りものして、新しいおもちゃもあって。花火して、突然の縁日!?まで。気の知れた仲間と恵まれた環境で何の心配もなくワイワイ大賑わいで、今年の夏休みの全てが…想像以上のものが幼稚園にありました。
異年齢でも幼稚園の子供達はみんな優しくて、あっという間に仲間になって、娘はいっぱい刺激をもらって、心も身体も、ひと夏でまたぐんと成長させてもらったように思います。
目に見えた成長として、水に顔もつけられなかった娘が、1週間足らずで泳げるようになっていました。あっという間の出来事に私もビックリしました。本人の喜び、嬉しさも大きく、そのまま夏休みの勢いとなったように感じています。親が教えようと思ったら、この夏泳ぐことはできなかったんじゃないかな、と思います。お友達の力、お姉さん、お兄さん達からの刺激はすごいですね。やろうと思えば、気持ちさえあれば、あっという間にできるようになるものだなあと心底感心しました。と同時に、親がやらせようと思って、何かをさせるなんて本当に徒労だな…と思いました。
夏休みの幼稚園の利用については、事前にオリエンテーションするなど、みんなが楽しく、安全に過ごせるようにお母さん達の間で、共有しておけば良かったなあと思いました。
水やりに来た人(最初に来た人)が、文庫ちゃんを開け、換気、クーラーなど、ひととおりやることをやってから水やりを始める。テラスのモップがけ、プールの準備、片づけ、流し、トイレのそうじ、文庫ちゃんを閉めて鍵を倉庫に戻すところまで。自由に使わせて頂いていることに感謝を忘れず、来たときよりきれいにして帰るくらいの気持ちでみんなが過ごせると良いなあと思いました。
又、先日はお便り、ありがとうございました。私には難しいところもあり、何度も読み返しています。今読んでいる本に『何かを買ってもらえるのがクリスマスだけなら、子供にとってその日がどれほど輝くことか。物が手に入らなければ豊かさを心から味わえる』という文章があって、お便りと重ねて、物との関係について色々と思うところがありました。本は山岳小説で子育てとは全く違う分野のものではあるのですが。山の上は水さえ貴重です。そんな中、主人公は、山小屋での夕食で肉と魚を選べたこと(普通はありえないこと)汁物をおかわりできたことに感動して先の一文を思います。
今、私の過ごす環境は何でもすぐに手に入ります。それも簡単に、手軽に、大量に。『ものさえあれば幸せ、たくさんある方が幸福という錯覚』に惑わされないようにしたいと思いました。何でも手軽に買える時代。私自身流されます。でも、新しい物を手に入れる前に一歩止まって考えてみたいと思います。今あるもので何とかならないか。想像し手を使い工夫を重ねることを億劫と思わず、何でもおもしろがって、手間ひまかけてみたいと思います。怠惰な心との戦いですが…。『自分でやるというのは心が入るんです。自分でやらずに心を入れるというのは、なかなか難しいことなんです。』ひとつの物、たった100円で買えるその物を自分で作ろうと思ったらどれだけ困難なことか。でも、その工程で難しさ、工夫する楽しさ、できた喜び、心と頭と手をどれだけ使う経験ができるだろうか、と思います。何でも簡単に手に入る時代にそう簡単にはいかない子育てということを通して、ようやく、物事の本当の喜び、幸福とは何なのか、少しわかるようになった気がします。
先日、Sさんから”コットンの木”を頂きました。娘は「お母さん、これでMちゃん(娘)のセーターつくって」と目を輝かせて言います。良いよ。と即答できなかったのですが…この子のこの好奇心にどれだけ応えられるか。母としては頑張りどころです…。
様々なことが例年通りとはいかずもどかしいこともありますが、日々を諦めず、今なりに前向きに過ごしていきたいと思います。二学期も、宜しくお願いします。
取り留めのない文章で申し訳ありません。
2021.9.13
🦋ルリタテハの写真、掲示して頂きありがとうございました。昨夜布団の中で「サンタさんて本当にいるんだなぁ」と呟いた娘。「えっ?」というと「だって外でリンリンリンて、きっとこんな風にしてくるんだよ」ふーん。なるほど…鈴虫からサンタクロース。その発想、私にはないなぁと思いました。小さな自然も大切にしたいなあと思いました。🦗